電動モビリティーの新時代 - SWALLOWのこれからについて
7月1日に改正道路交通法が施行され電動キックボードに関するルールが大きく変わりました。
新たに設けられた「特定小型原付」区分が導入され、一定の基準を満たした車両が対象となります。特定小型原付は16歳以上ならば免許なしで運転が可能となるため、より多くの世代に利用してもらえる可能性が広がりました。
この節目を無事迎えられたことを祝い、SWALLOWの今後についてご紹介させていただければと思います。
SWALLOWについて
SWALLOWは、公道で走行が可能な電動キックボードをいち早く開発・販売してきた電動モビリティーのパイオニアです。私たちの創業以来の理念は、電動モビリティーのある暮らしをゆたかにする、です。それはつまり、お客様一人ひとりに最適な電動モビリティを提案し、日々の生活で活用してもらうために全力でサポートさせていただくという意味です。
バイクは約150年、自転車は200年近くの歴史を持つ一方、電動モビリティはわずか10年ほどの歴史しかありません。私たちは、この新しい乗り物をバイクや自転車と同じくらい世の中に必要とされ、そして愛される存在に押し上げたいと考えています。言い換えると、電動モビリティーを新しい移動の常識にすることがSWALLOWのミッションです。
これを達成するためには、人々が安心して電動モビリティーを利用できる電動モビリティーのエコシステムを創出することが必要です。私たちはアフターサポートの充実、無料試乗会の定期開催、ルール啓発活動、製品ラインアップの拡大等を行ってきましたが、まだまだ課題はあります。
今後の数年間でSWALLOWが取り組む活動の一部をここで紹介させていただきます。
製品ラインアップのさらなる拡充
電動キックボードはコンパクトで乗ること自体が楽しい乗り物ですが、運転にはバランスが求められるためすべての人にフィットするわけではありません。例えば、買い物に行きたい場合やシニアの方の日常利用には必ずしも最適とは言えません。そこで、私たちは新製品 "特定小型原付Fiido" を開発しました。
これは自動車免許を返納した方でも運転可能な乗り物で、"ちょっとそこまで"の移動を容易にします。Fiidoは2023年の秋に発売予定ですので、お楽しみにお待ちください。
販売店舗とメンテナンス網の拡充
SWALLOWはこれまで自社ECでの直販に力を入れてきました。しかし、実物を見ずに購入された後で"やっぱり違った"とお客様に後悔していただきたくありません。また、現状では電動モビリティの修理が可能な店舗も限られています。これらの課題解決のため、私たちは実物を見ていただける取扱店舗を増やし、同時にメンテナンス網の拡大をしていきます。
バッテリーのリサイクル
電動モビリティーのバッテリーのリサイクルは現在ほとんど行われていません。単純に廃棄されているケースが多く、仮にリサイクル業者に引き渡されてもその先でどう活用されるのかほとんどわかりません。
電動モビリティーのリサイクルが難しいのは二つの理由があります。
1. 電動モビリティーは振動が大きいため、バッテリーのセルが動かないようにしっかりとパッケージされています。そのため、分解して修理することが難しくなっています。
2. 電動モビリティーのマーケットが小さいため、リサイクルしても費用対効果が少なく経済的なメリットがほとんどない。
電動モビリティーはリチウムのような希少な鉱物を原料としているため、今後はリサイクルできることが必ず重要となってきます。
SWALLOWは独自の技術を活かし、バッテリーのリサイクル分野を新たに開拓していきます。
電動モビリティの活用ビジネスの創出
電動モビリティは新たな可能性を開く乗り物です。その活用によって新しいビジネスが誕生すると考えています。SWALLOWは、これまで積み上げてきた独自の経験と技術を活かし、新たなビジネスの創造をサポートします。
日本にぴったりな電動モビリティーの開発
これまで私たちは海外パートナーの製品を日本向けにカスタマイズしてお客様に提供してきました。しかし、海外製品が必ずしも日本の環境に適応するわけではありません。
日本は公共交通機関が海外に比べてとても発展しています。自宅から駅、駅から目的地、その間を楽に移動できる相棒のような電動モビリティーを想像したらワクワクしませんか?
今はまだ開発の初期段階で詳細はまだお伝えできませんが、どうか私たちの活動を引き続き応援していただけますと幸いです。
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長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。私たちSWALLOWはこれからも電動モビリティによるゆたかな生活の実現に向けて、全力で取り組んで参ります。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。