バイク・車を運転する際に必ず加入しなければならないのが自賠責保険です。電動キックボードも原付の区分に該当するため、必ず加入が必要です。また、自賠責保険の書類(以下、自賠証)は運転する車やバイクに備え付ける必要があります。
これまでは電動キックボードでも自賠証を備えつける必要がありましたが、令和5年6月1日以降、スマホなどでの電子保管も可能となりました。
自賠責保険とは
自賠責保険は事故が発生した場合に、怪我をした人を保護するための保険です。法律で加入が義務付けられているため、強制保険とも呼ばれます。
自賠責保険はコンビニエンスストアなどで手軽に加入できます。料金は法律で定められているため、どの保険会社でも保険料は同額です。
期間が長いほど1年あたりの保険料が割安になるため、SWALLOWでは2年または3年の保険を推奨しています。
日本では電動キックボードは原付として扱われます。新たに導入された免許不要の特定小型原付も、名前の通り原付ですので公道での利用には自賠責保険への加入が必須です。
自賠証の携帯義務
自賠責保険証書(自賠証)は、運転するバイクや車に備え付けることが義務付けられています。車やバイクではダッシュボードや小物入れに収納可能ですが、電動キックボードのような小型の電動モビリティーでは保管場所が限られています。
これまでSWALLOWでも色々探しましたが、ぴったりのアイテムが見当たらず、カバンなどに入れて持ち歩く必要がありました。
写真のポシェットはよかったのですが入手が困難で断念しました。
令和5年6月1日より電子保管が可能に
令和5年6月1日より構造上の制約で物理的な保管が難しい車体において、自賠証の電子保管が認められるようになりました。これにより、電動キックボードなどの書類を収納するスペースがない乗り物でも、自賠証の画像をスマートフォンなどで保存することで、保管義務を満たすことができます。
この変更に関しては、初めに国交省からパブリックコメントが出され、6月1日に正式に制定されました。
法令の詳細はこちらからお読みいただけます。
自動車損害賠償保障法に係る民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律施行規則
まとめ
以上、自賠責保険証の電子保管についてでした。あまり知られていないですが、電動モビリティーのユーザーにとってはとても便利な制度変更ではないでしょうか。
電動キックボードは原付として扱われるため、運転する際には自賠責保険への加入が必須です。保険の有効期限も忘れずに確認しましょう。
しっかりと自賠責保険に入り安全な電動キックボードのある生活を楽しみましょう!